よしながふみ先生のグルメマンガ『きのう何食べた？』
今やグルメマンガブームと言っていいほどたくさんのグルメマンガが出版されています。
それぞれ魅力的で、読んでいるとヨダレが出てきそうになっちゃいますよね。
今回は、本当に面白くて美味しい、よしながふみ先生の『きのう何食べた？』を紹介したいと思います。
『きのう何食べた？』はグルメを抜きにしても面白いマンガ！！
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弁護士のシロさんと美容師のケンジの同居ゲイカップルが、毎日シロさんの手料理を食べて話が完結する事が多いのですが、その夕食前の仕事であった出来事が面白く描かれています。
シロさんは歳の割にスタイルが良く、顔もどちらかというとイケメンで女性にモテそうですが、なんといってもゲイの弁護士。
周りからゲイ扱いを受ける事を嫌がって、職場にもゲイである事を隠しています。
一方、美容師のケンジは見た目もしゃべり方もゲイそのものでもちろん職場にもお客様にもゲイである事を明るく言ってしまうタイプ。
それどころかシロさんの格好良さを自慢さえしてしまいます。
毎日のようにコンビニで散財をするお金に無頓着なケンジに対し、堅実で倹約家であるシロさんは怒りをあらわにするなど、正反対の二人のやりとりが楽しいです。
また、弁護士あるあるや美容師あるあるなど、興味深い話しだったり、思わずうんうんと同感してしまう話しも読んでいて楽しいです。
他にも、シロさんがゲイだと知ってそのままその足で新興宗教の高い壷を買ったシロさんの母や、友人ゲイカップル、スーパーで特売の大玉スイカを半分こした事がきっかけで付き合いが始まった近所のおばさんなど、普通なんだけど個性的でどこか魅力的なキャラが出てきて話しを盛り上げます。
『きのう何食べた？』は献立の参考にグルメだけみても役に立つマンガ！！
出来るなら美味しい料理が作れるレシピに巡り合いたい！って誰もが思いますよね。
そこで、私は『きのう何食べた？』を読みながらそのまま再現して作ってみました。
その結果…１０食以上は作ってみましたが、作った料理が全て美味しかったのです。
シロさんは倹約家なので、家には最低限の調味料しかありません。
紹興酒や赤ワインなど普段使わないものは必要ないんです。
特に、新しく調味料を買い足して、その結果あまり使わないまま賞味期限が過ぎてゴミ箱行きになるという事が避けられます。
また、比較的手間をかけないようになっているので大変な作業もなく、時間がなくても短時間で作りやすいレシピで構成されているように思います。
ケンジより先に仕事を終えて家に帰るシロさんはすぐに二人分の夕食の準備にとりかかります。
その日常が積み重なって、通常の献立から、季節を取り入れた献立、誕生日やクリスマスなどの日に作る特別メニューなど様々なレシピが掲載されています。
基本は毎日の夕ご飯にピッタリなレシピが掲載されてますので、
- マンガ好きな方
- 今日の献立に悩んでる方
- 料理を始めたいけど初心者の方
などには、特におすすめしたい一冊で二度おいしい『きのう何食べた？』でした。
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