焼き鳥を串から外すか否か―。
これまた絶妙なラインの問いかけです。
漫画『目玉焼きの黄身 いつつぶす?』2巻・第11話の
「焼き鳥 串から外す?」の回。
串から外され、原型をとどめない焼き鳥・・・。
主人公ジローは、この光景を見て嘆きます。「無残だな・・・」と。
出典 https://ja.wikipedia.org/
たしかに焼き鳥といえば、このカタチ。
もし串に通されてなかったら、ただの鶏肉のあぶり焼きです。
”焼き鳥=串刺し”のイメージは根強い。
バラバラになった焼き鳥に食欲の湧かないジローちゃんは、
彼女・みふゆちゃんに愚痴をこぼしますが、みふゆちゃんは
「焼き鳥を串から外すのは、女子力の高さアピールかも」と言い放ちます。
それを聞いて、またもや激怒するジローちゃん。
たしかに”女子力”ってなんなんでしょうね。この曖昧なワードで
世の女子はどれだけ振り回されていることか・・・。
この言葉を世に広めた雑誌の罪は重いかもしれない。
「飲みの席で気配り上手=女子力」みたいなのが通念になってて
私もあまり好きではない。ジローちゃんに超絶賛同しちゃいます。
ともかく、焼き鳥にはいろんな串の種類があって、
いろんな味をみんなにお裾分けできるように串から外す。
これが、焼き鳥屋さんにおける最大の女子力のようです(一般的に)。
【「串をそのまま食うのが男らしさじゃないのか!?」】
ジローちゃん的に、焼き鳥のマナー=豪快に串から食べる。
ワイルドにガッつく姿、それこそがジローちゃんなりの男らしさなのです。
ちょっとこれは、分かる気がします。
串からお肉を外す仕草って、けっこう女性的なしとやかさがある。
「口の周りを汚したくない」「お汁を散らしたくない」「串から食べると豪快すぎる」
などなど、いろんな女子的理由あって、串から外すことが多いです。
だけど、せっかくお店の人が串打ちしてくれてるんだから、
その手間を無視するのはマナーに反しそう(←これも分かる!)。
しかし、ジローちゃんのワイルドな友はこの意見を一笑に付し、
などとすごい発言。
この友、昔焼き鳥屋さんで働いてたらしく、”焼き鳥通”なのでした。
というわけで、「串から外すのは失礼」というのは当てはまらない。
なるほど、こういうウラ事情があったとは・・・!
焼き鳥知識が1つ増えてタメになった私です^^
ちなみに私は、一口め(1個め)は串から食べて、
2個め以降は箸で外す派です^^単純に食べづらいから。
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