新久千映先生の『ワカコ酒』に登場する料理ベスト3 | グルメマンガ飯を料理して食べたい!
新久千映先生の『ワカコ酒』とは
『ワカコ酒』は、その名の通りに主人公のワカコが毎回お酒を飲むのですが、ワカコはひとりで飲食店に入り、美味しい食べ物をおつまみに選び、そのおつまみに合うお酒を選んで楽しむんです。
他人との会話はほとんどなく、料理やお酒に関して、ワカコが心の中で思っている事だけで話が進むのですが、基本的に1話が4ページで終わってしまうので、とてもシンプルで端的に展開し、読んでいるリズムも気持ちが良く、どんどんページをめくってしまうんです。
新久千映先生の『ワカコ酒』の料理ベスト3の紹介
そんな『ワカコ酒』に登場する料理の中で、食べてみたいと思う料理を3つ選んでみました。
ざる豆腐
色々な薬味が一緒に出て来たので、ワカコは1つずつ味わって楽しんでいくのですが、それぞれの薬味に関する感想がシンプルで同感できる言葉なんです。
塩「豆腐の味がよくわかる」
ゆずこしょう「辛いから豆腐が丸い」
酒盗「つまみ×つまみだぁ、なんだか贅沢だね」
おねぎ・かつおぶし「人生で最初に覚えた、お豆腐の味ですものね」
この日、ワカコは熱燗を飲んでいました。
アジフライ
注文してからアジフライをどう食べるのか?ワカコは真剣に考えていました。
半身ずつに分けて、まずはソースをかけてビールと楽しみ、残りは醤油をかけて焼酎と楽しもうとワクワクしていると、タルタルソースが添えられたアジフライが提供されて「こう来たかあ!」と驚きながらも「これはこれで、やったあ!」と喜んでいました。
タルタルソースのアジフライにはビールを合わせていました。
海老のアヒージョ
この日のワカコは「海老のアヒージョが食べたくて」スペインバルに来たので、お話が始まる前に料理もお酒も注文し終わっています。
「ぷりりとした海老、広がるにんにくとオリーブオイルの香り、ワインが進まないわけがない」と、読んでいるだけでも美味しい気持ちになってしまいます。
海老を食べ終わって残ったオリーブオイルには、別料金で注文したバケットを浸して食べてしまいます。
「むしろこっちがメインじゃないかという勢いだ」とワカコも絶賛しているんです。
海老のアヒージョには冷えたスパークリングワインを注文していました。
新久千映先生の『ワカコ酒』の魅力とは
新久千映先生の『ワカコ酒』がドラマ化された時のオープニングでも毎回紹介されていましたが
「村崎ワカコ26歳。酒呑みの舌を持って生まれたがゆえに今宵も居場所を求めてさすらう女ひとり酒。」
この漫画のストーリーとしてもこの文章が書かれていました。
そんな『ワカコ酒』主人公・村崎ワカコは、毎日美味しいものをおつまみにして美味しいお酒を飲んで「ぷしゅ~」と言うんです。
この「ぷしゅ~」最初は違和感しかないのですが、何故か読み続けている内にワカコと一緒に「ぷしゅ~」と声に出して言ってしまうんです。
淡々とした日常の中で、食べた事がある普通のメニューを食べているワカコに、いつの間にか引き込まれてしまっている、不思議な魅力の『ワカコ酒』なんです。
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