「カレーのルーどうかける?」~半かけvs全かけ論争に決着はつく? | グルメマンガ飯を料理して食べたい!
カレーライスのときの、カレーのルーの掛け方。
絶妙な問いかけがセンスありすぎな漫画、
「目玉焼きの黄身 いつつぶす?」1巻・第3話収録のネタについてです。
【カレーのルーの掛け方に派閥があるとは・・・!】
カレーのルーの掛け方って言ったら、私の中ではもう、
このスタイル一択なんですよね。これ以外にない。
ご飯をお皿の6割くらいによそった後、
ルーをご飯にちょっぴり真ん中あたりでかぶせるようにしてよそうんです。
これがノーマルだと思いこんでる私です。
もちろん、本場っぽいインドカレーでアラジンのランプみたいな
銀の容器に別で入ってる場合は別。
(余談ですが、あの銀容器の名前は「ソースポッド」だそう)
でも、世の中にはいろんなカレーの食べ方があるってこと、
この漫画で初めて知ったんです。
それは”全かけ”派というもの。
じゃあ・・・私のは”半かけ”ってこと?
でも”全かけ”にしたら、彩りをまるで無視することになりませんか?
だって、お皿が全面茶色に染まるんですよ。
白いご飯がツヤツヤ光り、カレーの茶色との対比がさえわたる・・・。それこそ、
”半かけ”の醍醐味じゃないんでしょうか。(問題提起)
【主人公のジローの悩み、それは・・・】
カレールーを”半かけ”にすると起きる悩み。それは、
お皿中央で、ご飯&ルーをちまちまミックスして食べていくにつれ、
「モーセの海のごとく、ご飯とルーが割れてしまう」ということ。
ほんっと、どうでもいい・・・!|д゚)
「モーセの奇跡を堪能すればいいじゃない」と思ってしまう私ですが、
ジローはそれを許しません。なぜなら、効率が悪いから。
左右に分かれたご飯とルーを互いに引き合わせて混ぜるのが
非効率的で許せない、と言うのです。
だからって、ぐちゃぐちゃに全体をかき混ぜて食べるのは
エレガントでないのでNGなんだそう。というわけで、
最愛の彼女のカレーの食べ方をチェックしにいくジロー。
どこまでめんどくさくなれるんでしょうか、この男は。
【彼女・みふゆチャンのトラウマに触れるジロー】
みふゆは、子供のころ、カレーが辛くてツラいために、
白いご飯に逃げ場を求めていたのだそうです。
だからみふゆは、半かけスタイル+白いご飯にルーを少しずつ
掛けて食べています。
ジローは「カレーは辛い」という基本を
大人になった今、見落としていたのでした。ザ・盲点。
でもジローはやっぱり”半かけ”に納得がいかない様子。
それを見た職場の先輩は、カレー屋にジローを誘い、
注文時に「”全かけ”で」と頼み、ジローの悩みを
解決してくれるのです。
悩みまくるジローに、先輩は軽ノリで、
「食いたいように食え」と優しく諭すのでした。いい話です。
ところで、この先輩のファッションは松田優作がお手本なんでしょうか。
時代錯誤感が凄すぎて逆にカッコイイ。包容力もあるし。
と、ストーリー全般、どうでもいいネタだらけなのに大好きです。
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