おおひなた ごう氏の素敵グルメ漫画、
『目玉焼きの黄身 いつつぶす?』1巻第3話収録の
「カレーのルー どうかける?」。
カレーのルーの掛け方にこだわったことのない私ですが、
偶然、実家にカレーがあったので「これはチャンス」とばかりに
”全掛け”を試してみました。
人生初の全掛け・・・なんでしょうか、なぜか勇気が要る。
私の母は、半かけしか知らない人間です。
よって、私も私の家族も皆、「カレールーはお皿の半分に盛るものだ」と思っている。
カレー屋さんに入ることもあるけど、注文の際、掛け方に言及したこともないし、
COCO壱がどんな掛け方だったかすら記憶にないんですね。
それほど、どうでも良かったカレールーの掛け方。
私は今、この漫画のお陰でものすごくルーを意識しています。
そしてついに決行DAY。
母の留守の隙に、白いご飯をお皿一面に均等に盛り付け、
上からカレーをかけ流してみました。なんだか悪いことをしている気分。
「おかあさん、ごめんなさい・・・私は掟破りをしました」的な。
【結果:「全かけ、思いがけずイイ・・・!」】
予想外に良かった、”カレーの全かけ”。
どうでもいい話ですが、
私の実家カレールーの黄金比率は、ジャワ×バーモント半々。
そんないつものカレーが、別のカレーに思えるほどに新鮮に映る・・・!
ケーキのスポンジ&生クリームのように、上下に分断された断面。
こんな図、見たことないです。スプーンでカレーの山を切り崩すごとに、
上に茶色、下に白の断層が見える。この美しさといったらありません。
最初は茶色一色だったお皿に、だんだん白が混じり始める過程・・・!楽しい。
今までの半かけカレーだと、
最初から白×茶のカラーリングがハーフ・ハーフでした。でもこれは違う。
しかも、モーセの海のようにご飯&ルーがサヨナラすることもなく、
スプーンですくうごとに、自動的にご飯とルーが混ざってくるんです。
カレールーとご飯を混ぜるとき、普通カンカンとスプーンの金属音がしますが、
その音も最小限に抑えられ、スプーン運びの効率がすごくいい。
これは新発見・・・!(※自分史上)
ほか、マンガには
”ルーとご飯をとにかくぐっちゃぐちゃにかき混ぜる”という
ちょっと荒々しい食べ方をする猛者も登場しますが、
私の中でこの混ぜまくる食べ方は、ナシ判定です。
(納豆みたいに混ぜれば混ぜるほど美味しいワケじゃなし)
こうして、カレールー&白米の配置を真剣に考えてみると、
もっといろんな掛け方がある気もしてきます。
ものすごく斬新な掛け方があったらいいのに。たとえば、
「全」と「半」があるなら「1/3」という掛け方があってもいい。
そうだ、カレールーと白米をシマシマに配置するのはどうだろう?
などとしょーもない妄想が止まらなくなる私です。
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