今日、ふと見ると机の上に栗まんじゅうが２個置いてありました。
おいしそう・・・と手を伸ばした時、あの悪夢が蘇りました。
有名なドラえもんの”栗まんじゅう問題”です。お話のタイトルは「バイバイン」。
子供の頃読んで、気の遠くなるような恐怖を覚えたものですが、
大人になった今考えたら、「あの栗まんじゅうは今・・・」とさらに怖さを増します。
ドラえもん恐怖の神回「バイバイン」とは？
もう上の絵だけで怖い。栗まんじゅうがトラウマ化しそうです。
のび太の後回し癖というか、面倒なことにフタをしちゃう性格が災いして
地球が滅びる手前まで行ったオハナシ。
おやつの栗まんじゅうが１つしかないことを嘆くのび太。
ドラえもんに不服を漏らすと、バイバインという液体ボトルを出してくれます。
ドラちゃんいわく、「なんでもふやすくすり」。
なんと５分ごとに２倍（２乗）の質量に増やしてくれちゃうんです。
そういえばのび太は算数もニガテ。なのにドラちゃんはのび太を残して
どこかへ行ってしまいます。のび太は二乗方式に増えていく栗まんじゅうを
ホクホクで食べまくりですが、すぐにお腹いっぱいに。
ガンガン増殖する栗まんじゅうに本能で恐怖を覚えたのび太、何を考えたのか
裏のごみ箱に栗まんじゅうを廃棄。
あの青い粗大ゴミ用の円筒ケースのフタを閉めただけで、
全てなかったことにしちゃうのび太のテキトーっぷりがツボです。
帰って来たドラちゃん、恐怖に打ち震える
のび太は怒られるのが怖い性分なので、「栗まんじゅうを全部食べた」と
ドラえもんに嘘をつきます。ドラちゃんは安堵しますが、
もし分裂し続けたら地球がヤバイことをのび太に解説。恐怖するのび太。嘘がバレて、
裏庭へ栗まんじゅうを見にいくと、おびただしい数のまんじゅう地獄。
このままでは地上が栗まんじゅうで埋まってしまうので、
ドラちゃんはロケットに栗まんじゅうの山を風呂敷で括り付けて
宇宙に飛ばしてエンド。この終わり方、めちゃくちゃ怖い・・・！
宇宙のかなたへ送った栗まんじゅうはその後どうなったのか？
「まさか今でもなお宇宙を埋め尽くし続けているのでは・・・」と、
栗まんじゅうＸデーに震えが来る秀逸なオチとなっています。
ただ、宇宙に飛んだ栗まんじゅうが無事でいられるとも限らず、
無重力下では原型をとどめないかもしれません。それはそれで
栗まんじゅうのカケラが二乗増殖してるかもしれないんですが(笑)。
（宇宙人が食べてくれてたら問題解決）
または、風呂敷に包んだだけの栗まんじゅうが地球に落下してないとも限らない。
地球も宇宙も、栗まんじゅうで埋め尽くされて天体そのものが消滅・・・？
などという宇宙のロマンをかきたててくれる栗まんじゅう。
今日１つだけ食べましたが、すでにお腹いっぱい。私なら５分置いて
２つ目で完食しちゃうかも。おそらく４つになった時点で絶望不可避です。
