マンガ「包丁人味平」にはキャラ濃すぎな料理人がたくさん登場しますが、
なかでも抜きんでているのが、カレーのプロフェッショナル「鼻田香作」ではないでしょうか。
【カレー将軍・鼻田香作の極悪カレーがスゴイ】
スゴイとか通り越して、むしろ法に触れている料理メニュー「ブラックカレー」。
文字通りブラックなそのカレーは、食べる者ををカレーへの異常な執着に駆り立てる美味しさ。
それもそのはず、彼は10歳からカレー界で修業を積み、世界を飛び回っていました。
彼の鼻の良さは群を抜いていて、なんと6000種のスパイスを嗅ぎ分けるのです。
しかも、鼻田香作のカレーをなぜか毎日食べなきゃ気が済まない人が続出する始末です。
そして味平は気づいてしまいます。
「中毒だ」 「えっ!中毒」
そう、鼻田香作カレーには、なんと麻薬が仕込まれていたのです。
麻薬にとらわれ、毎日食べにいっちゃう人たちの地獄絵図。
幻覚作用が凄まじい様子です。
結果、調子に乗りまくった鼻田香作将軍は、
料理を踏みにじりながらカレー神を名乗ります。料理人失格。
この時代の食マンガは大らかですね。
今こんな料理を連載したら、倫理機関が黙ってないでしょう。
【味平マンガの料理はダイナミックでステキ】
工事現場の発破か何かかと思う描写。
これ、味平漫画内の料理中の擬音だったりします。ダイナミック。
「ドスッ ドスッ ズドッ」。もう意味が分からない。
味平の料理では、よく爆薬が使われます。
マグロ解体ショーの際にも爆薬でハデにバラします。
「食材が爆薬まみれにならないか」と素人目線で心配してしまいますが、
味平に登場する料理人は、そんな不器用ではありません。
ちゃんと部位までキレイに切り分けて爆破可能なのです。
すさまじい料理風景。
味平恐るべし。こんなに荒っぽいのに、ちゃんと料理が完成するのが凄いです。
白糸ばらし、地雷包丁、骨泳がし・・・。味平マンガには魅力的な料理の大技が登場します。
「骨泳がし」は現代ではひんしゅくものの技です。
魚の肉を瞬時に落とし、神経だけを残します。
で、魚自身も身がなくなっているのに気づかず平然と泳ぐ。
おそらく動物愛護団体が黙っていないでしょう。
昔から、「魚に痛覚があるorない」で熱い議論がなされていますが、
こればかりはお魚本人にきかないとわかりません。
大らかな時代の料理マンガ「包丁人味平」。
スポ根ノリで料理しちゃうマンガをお求めの方に。
漫画「中華一番!」で一番好きな料理⇒”六味一体”の麻婆豆腐!
「花のズボラ飯」シャケトー(鮭トースト)を朝ごはんに作ってみた♪
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