出典 twetter公式より
題名が長すぎて、タイトルに入れられなかった件。
原作はラノベで、
「俺がお嬢様学校に庶民サンプルとして拉致られた件」。
アニメ化後の題名は「俺がお嬢様学校に庶民サンプルとしてゲッツされた件」。
(※原作とアニメでは、ストーリーや登場人物が異なります)
Fuluでたまたま連続視聴で流れるまま観ていたら、意外に面白くて
最後まで観てしまった感じ。そして、その中で、
学園のお嬢様たちが「これが庶民の味なのね!」と大興奮で
学食でカップ麺を食べていたシーン。かなりシュールで笑えました。
【「一般庶民の生活は興味深いわ」by筋金入りのお嬢様たち】
主人公・神楽坂 公人(かぐらざか きみと)はフツーの男子高校生ですが、
理由あって、山奥の閉ざされた超ド級のお嬢様学園へ
庶民サンプルとして提供されます(設定がカオス)。
「ラノベにありがちなハーレム設定か・・・」と思ったら、違った。
超絶お嬢様たちが庶民を物珍しがって知りたがる感じのギャグコメディーでした。
なんでも、この学園は大金持ちのお嬢様が集いすぎて、
庶民の実態がまったく分からない上、皆男子への免疫がなさすぎることから、
一般庶民男子に慣れ親しませるため、
学校長が主役・キミト君を特別編入させる、という設定。
「~ですわ」「~ですのよ」というお嬢様言葉の飛び交う女学校に、
一人の白一点(?)の男子・キミト。
お嬢様たちは無邪気で、見世物パンダのようにキミトを遠巻きに観察します。
お嬢様にとって、庶民男子のキミトは雲の上の存在であるらしく、
キミトがやることなすことについて
「庶民の方は、こんな暮らしでいらっしゃいますのね?」と素直に感動し、
庶民の生活に寄り添おうと、お嬢様たちは必死にキミトのマネを始めます。
お嬢様って基本素直にお育ちなので、庶民的で見たこともない物事に
ひどく感動してしまう。このあたりがお話の面白さです。
お嬢様たちは庶民を見下すことなく、
「新しい世界を教えてくれる殿方ですわ!」とワクワクしちゃうのです。
【そして、カップ麺をキミトがすするのを見て・・・】
キミトは次第に”優れた庶民”としての頭角を現し、
キミトが学食で食べ始めたカップ麺に、お嬢様たちが注目。
ふだんのお嬢様の学食は手間のかかる高級食材ばかりなのですが、
カップ麺の利便性にお嬢様たちは衝撃を受け、
「3分で美味しい」ということで爆発的人気に。
事実、世の筋金入りのお嬢様の中で、
カップ麺を見たことも食べたこともない人って、
少数ながらいそうな気がするんですよね。
私はプロ庶民なので、しょっちゅうカップ麺にお世話になっていますが、
「こういう暮らしも世界のどこかでは存在するのかも・・・」と
遠い目になってしまいました。
そしてキミトはだんだん悪ノリを始め、
「庶民ツアー」と称して、お嬢様たちを率いてマクドナルドへ。
高級レストランでしか食事をしたことがないお嬢様たち、
庶民のファーストフード店のスピードに衝撃を受けます。
キミトのレクチャーで、マック初体験を終えたお嬢様たち、
少しずつ経験値をUPし、成長していきます。
・・・とこのような可愛らしい設定で、かなり楽しめた作品でした。
ハーレム要素というより、お嬢様がお嬢様すぎて交差点を渡れないとか、
なにかと発想がステキなストーリー。
ちなみにアニメのほうでは、キミトは学園内の誰とも特に結ばれることなく、
稀有な愛されキャラで終わっていきました。(※サービスシーンは満載)
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