マンガ「ダンジョン飯」。こういう視点、斬新でステキです。
2016年「このマンガがすごい!オトコ編大賞」に選ばれたコミカルな漫画。
ゲーム内のダンジョンの中だと、地下迷路だと食料って尽きてくるし、
次々に襲ってくる敵もいて、「一体食事って、いつどうやって摂ってるの?」と
戦士の皆さんに訊いてみたいとかねがね思っていました。
サイレントヒルとかバイオハザードをプレイしたときに、
主人公って部屋の中から食糧を発見して持ち歩いたりしますよね。
でも重量制限があったり、食料のために武器が持てなかったりして
やむなく捨てたりしなきゃならない。それに、常にバケモノが襲ってくる中で
「よくぞ食糧とか管理できるなぁ」などとしょーもないことを思ってました。
(よくリンゴとか落ちてるのもフシギ)
そんな我々ゲームプレーヤーの謎をカタチにしてくれたのが、
この「ダンジョン飯」というマンガです。
これを読んで、「そうだよ!鍋とか火とかどうしてるの?生食?」という
謎が浮かび上がってくるのも感じました。
”ダンジョン飯”ということで、ジメジメした地下なんて
空気も少なく水も不衛生そうだし、
野菜はコケくらいしかなさそうなんですよね。
というわけで、「敵を食おうぜ!」となるところが妙にリアリティー(笑)
【モンスターを食らうパーティーたち。背に腹は代えられぬ】
さそり汁、虫のせんべい、マンドラゴラ、スライム・・・。
空腹でなければ絶対に食べたくない食材を、うまく活用していくパーティーたち。
でも絵的にはどれもおいしそうでココロ惹かれるものがあります。
食材は代用すれば、普段食に十分通用するものばかり。
大サソリなどは甲殻類に置き換えればOKぽいし、レシピも出てるくらいなので
再現は可能レベルです。
個人的には「干しスライム」というのが気になります。クラゲっぽい質感なのかな?
みなさん、「調理次第で味も変わるもんだな」なんて日常会話を交わしていて
けっこうホッコリです。主人公の妹とかドラゴンに食われたりするけど、
そんな必死の戦闘の合間にも、きちんと食べなくてはいけない。
生身の人間ってホント大変・・・(笑)
非現実的なゲーム界にリアルを突き付けた、新感覚マンガです。
|
|