【ミスター味っ子の中で一番作ってみたかった料理！】
私の敬愛する『ミスター味っ子』というグルメ漫画。
父亡き後、日之出食堂を少年ながら切り盛りする味吉陽一（あじよしよういち）の
作るアイデア料理があまりにも斬新すぎて、どうしても作ってみたくなりました。
日本料理界の頂点に君臨する味皇さま（ダンディーな和服のおじさま）をうならせたパスタ、
それが「ナス巻きミートスパゲッティ」です。
ミスター味っ子ファンの方はもちろんご存じのひと品、
ミスター味っ子を知らない人も「えっ？」ってなる１コマです。
絵的にすごいです。もう何が何だか。でもこのノリ大好き。
「料理には技術も必要だが、その前に大事なのはハート、真心である―。」
この漫画の教えは、これに尽きます。
このナス巻きミートスパゲッティーは、薄切りナスを短いパスタ麺に巻くことで
フォークひと口で食べられるという超便利メニュー。
食べやすく配慮されている愛あふれる料理なのです。
味皇さまは、この陽一の心づかいあふれる料理に強く心を打たれます。
「ナスで・・・スパゲティを巻いている‼」
フォークに麺を巻き付ける面倒がない上、ナスの風味がプラスされることで
ミートスパがより一層おいしくなる、とのこと。これはもう、作るしかないッ！
【てなワケで、陽一のナス巻きパスタ再現準備！】
最初にお断りなのですが、私はド素人で料理が得意なわけでもなく、
詳しいわけでもないので、お見苦しい点が多いかと思いますが、スルー下さいませ。
この際、ちょっと卑怯な手段も使います。
陽一くんみたいに料理に１日中費やせないので、
時短できるところは時短していきます。
現に、上のパスタはママーの「早ゆで３分」タイプだし、
ミートソースも自作しません。レトルトです。ですが、
私の疑問はもっと別のところにあるのです。
「このメニューは実際に作れるのかどうか」ということが純粋に知りたいんですね。
まず、解せない点がいくつも出てきます。
（１）茹でたてパスタは熱すぎてナスを巻けないのではないか
（２）パスタの端を切りそろえられるのか
（３）巻いたナスはどうやって巻き留めるのか
（４）ナスは焼くのか、蒸すのか
（５）手早く麺の伸びないうちに完成できるのか
などなど。
「ミスター味っ子」に詳しいレシピは存在しないので、ナゾな部分は脳内補完するしかない。
てなわけで、いざ！
ナスは、巻くことを考えると縦割り一択ですね。
超薄切り。こんなナスの切り方、人生初ですよ。
で、「ナスはどの時点でパスタに巻くのか？」と迷い始めます。
そもそも、ナスは別で焼いてから、ゆであがった麺にすばやく巻くのか？
陽一くんのナスは見た感じ、焼いた形跡がないので、”茹でたナス”と仮定します。
こんな感じ？？？
ちょっとイメージわいてきました！ワクワク。
